失恋を引きずると、次の恋に進めないどころか何もできなくなっちゃいますよね。
一般的に女性より男性の方が失恋を引きずると言われていますが、女性にも失恋を引きずる人は意外と多いものです。
この記事では、失恋を引きずるのがつらいと思っている女性に向けて、
・失恋を引きずる理由5つ
・失恋を引きずる女性の特徴4つ
・失恋を引きずらないための対策3つ
について紹介します。
「私のことかも…」と感じた方は参考にしてみてくださいね。
失恋を引きずるのは私だけ…?立ち直るのに時間はどのくらい必要?
一般的に女性は失恋を引きずることが少ないと言われています。
そう聞くと、「こんなに失恋を引きずるのは私だけ…?」と不安になっちゃう人もいるかもしれませんね。
まず失恋から立ち直るまでに、他の人はどれくらいの時間がかかっているのかについて知っておきましょう。
女性が失恋してから吹っ切るまでにどれくらい時間がかかるか、というアンケートに対して、一番多いのは1週間から1ヶ月程度という回答でした。
続いて2~5ヶ月程度、次の恋人ができるまで、半年から1年、翌日には切り替えるという答えが続きます。
切り替えが早い女性だと翌日から1週間程度で失恋を吹っ切るようですが、多くの女性は1ヶ月以上失恋を引きずるというのがわかりますよね。
次の恋人ができないという場合、半年近く失恋を引きずる女性も珍しくないんですよ。
「こんなに引きずるのは私だけ?」と思った女性も安心してくださいね。
失恋を引きずる理由5つ
そもそも、なぜ失恋を引きずるのでしょうか。
失恋を引きずる理由は脳の仕組みや性格で論理的に説明することができます。
具体的な理由を5つ紹介するので順番に見ていきましょう。
失恋を引きずる理由①他人から疎外される恐怖には勝てないから
失恋したというのは、「一緒にいる相手としてふさわしくない」と他人から疎外されたということ。
疎外される恐怖に勝てる人間はいません。
疎外された時の衝撃を引きずるのも無理はないのです。
なぜ人から疎外されると強いショックを受けるのかというと、人間は集団でしか生きられない生き物だからです。
太古の時代、集団から外れるというのはすなわち「死」を意味していました。
人間は助け合わないと生きていけないくらいの弱い肉体しか持っていなかったためです。
そのため、集団から外れることに対して非常に強い恐怖心を感じるように脳にインプットされました。
人から拒絶されると集団から外れるリスクが高まり、命に危険が及びます。
そのため、拒絶されたり疎外されたりすると非常に強いストレスが脳に与えられます。
しかも失恋の場合、密度が高く、同じ空間で生活をしようとしていた相手からの拒絶と疎外なので、感じるストレスは相当のものです。
つまり失恋を引きずるのはむしろ当然のことなのです。
失恋を引きずる理由②ドーパミンが欠乏するから
恋愛中はたとえようもない幸せ感に包まれていますよね。
それは脳内に「ドーパミン」という物質が出ているためです。
ドーパミンは快楽をもたらす脳内物質で、恋愛中は非常に多くのドーパミンが分泌されるようになっています。
ただドーパミンは相手を目の前にして「愛されている」と感じているときにたくさん分泌されます。
そのため、デートが終わって相手が目の前からいなくなるととたんにドーパミンの分泌が減り、ドーパミンを欲するあまり「寂しい」「早く会いたい」という感情が出てくるのです。
恋愛が幸せであるほどドーパミンは多く分泌され、ドーパミンへの依存度は高くなります。
失恋すると一気にドーパミンの分泌が減るため、ドーパミンの欠乏状態となり、耐えがたい苦痛を感じてしまいます。
ドーパミンの分泌が何らかの形で回復するまでその気持ちは続きます。
回復するまでの期間=失恋を引きずる期間ということです。
失恋を引きずる理由③一途すぎるから
失恋を引きずるのは、本人の性格にも理由があります。
失恋を引きずりやすいのは、一途なタイプと男性的な脳を持っているタイプだといわれています。
一途な人は恋愛中も相手だけを一生懸命愛するので、その分思い入れが大きくなります。
失恋してもなかなかすぐに切り替えられないので、引きずりやすいんですね。
失恋を引きずる理由④男性的な脳を持っているタイプだから
男性的な脳を持っている女性も失恋を引きずることが多いです。
男性的な脳とは、過去の恋を並列保存するタイプの脳のことです。
女性的な脳の場合、恋の記憶は上書き保存されるようになっています。
つまり、新しい恋をすると過去の恋は気にならないように処理されるしくみになっているのです。
なぜこのようになっているのかというと、女性は出産年齢のリミットがあるためです。
女性が失恋を引きずる脳だと、引きずっているうちに出産のリミットを超えてしまうおそれがあります。
生物としてそれはよくないことなので、女性は新たな恋をすると過去の恋が上書きされるような脳のしくみになったと考えられています。
また、出産後安定して生活するためには、特定のオスがエサを持ってきてくれる方が好都合です。
特定のオスにエサを持ってきてもらうには、今仲良くしている特定のオスだけを大事にする必要があります。
そのためにも、新たな恋が始まると過去の恋を忘れて今の相手を大事にできるような脳の仕組みになったのではないかと言われています。
一方、男性は交尾のリミットは女性ほど厳格ではないので、過去の恋を忘れなくても問題ありません。
男女の脳にはこうした違いがあるのですが、女性の中には、男性のように過去の恋を忘れにくくなっている人がいます。
男性的な脳を持つ女性は、新たな恋をしても過去の恋をなかなか忘れることができません。
その分、切り替えや立ち直りが遅くなってしまうのです。
失恋を引きずる理由⑤失恋後に時間を持て余してしまったから
失恋を引きずるのは、急に時間ができて暇になるからという理由もあります。
恋愛をしている間って、1人のときも相手のことを考えていたり、連絡を取り合っていたりと忙しくなりますよね。
休みはすべてデートになって、友達との約束がおろそかになる…という人も珍しくないでしょう。
そういうタイプの人が失恋すると、急に暇な時間が増えます。
暇な時間があると、ついつい最近あったショックな出来事=失恋について考えてしまうという人は多いもの。
ただそうなると失恋したときの感情が薄れないので、長い間失恋を引きずることになってしまいます。
失恋を引きずる女性の特徴4つ
失恋を引きずるのは脳の仕組みや性格が大きな原因です。
それに加えて、性格の個人差が失恋を引きずるかどうかに大きく影響してきます。
ここでは特に失恋を引きずりやすい特徴を4つ紹介します。
失恋を引きずる女性の特徴①自分に自信がない
失恋を引きずる女性の特徴として、自分に自信がないというものがあげられます。
自分に自信がない人は、失恋したときに「自分が悪かったんだ」と考えることが多いです。
自分が悪いと考えてしまうと、「どうせ(元カレにフラれた)自分なんか…」と考えてしまい、次の恋にも動きにくくなってしまいます。
そうなると失恋を吹っ切るのも難しくなり、長々と過去の恋を引きずってしまうのです。
失恋を引きずる女性の特徴②依存体質である
恋愛や人間関係など、何かに依存しがちな女性も失恋を引きずる傾向があります。
彼氏ができるとすべてが彼氏優先で、朝から晩まで彼氏のことを考えているという恋愛依存の女性が失恋すると、依存先がなくなってしまうので激しいショックと喪失感に襲われます。
心の支えがなくなることになるので、衝撃は相当のものです。
彼氏がいなくなったとしても、すぐに別の彼氏を探して依存先を見つけられるタイプなら失恋を引きずることはありませんが、一途さも兼ね備えている依存体質の場合は思いっきり引きずってしまいます。
失恋を引きずる女性の特徴③趣味が少ない
趣味が少ない女性は、失恋すると時間を持て余してしまうので、失恋を引きずりがちな傾向にあります。
趣味が多い女性ならば、失恋しても趣味に打ち込むことで少しずつ失恋の痛手を癒し、気持ちを切り替えていくことができますよね。
ですが趣味が少ない女性だと急にできた暇な時間を持て余すことになり、失恋したときの感情や考えをひたすら反芻することになってしまいます。
ネガティブな感情に浸り続けていると失恋を吹っ切るのは難しくなります。
何か打ち込めるものを持っているかどうかが失恋を引きずるか否かの鍵になるでしょう。
失恋を引きずる女性の特徴④ネガティブである
ネガティブであるのも失恋を引きずる女性の特徴です。
「彼以上にいい人なんていない」「もう二度と素敵な出会いはできないんだ」と悲観的な妄想で頭がいっぱいになってしまうのでは、仮にいい人がいたとしても次の恋に動くことはできないでしょう。
また「自分がこんな人間だから失恋したんだ」「私じゃダメなんだ」と自分自身についてネガティブなイメージを持つのも失恋からの立ち直りにはよくありません。
失恋から立ち直るには何かポジティブなエネルギーが必要です。
ポジティブなエネルギーを持ちにくいネガティブ女性は失恋を引きずることが多くなってしまいます。
失恋を引きずらないための対処法3つ
性格や脳の仕組み上、失恋を引きずるのはしょうがないことともいえます。
ですが、ちょっと工夫すれば引きずりすぎないようにすることはできます。
比較的簡単にできる失恋を引きずらないための対処法を紹介します。
元カレに関するものをすべて処分する
元カレに関するものが残っていれば、元カレを思い出して失恋を引きずってしまうのも無理はありません。
失恋を引きずるのをやめたい!と思ったら、まずは元カレに関するものをすべて処分しましょう。
もらったもの、一緒に撮った写真、連絡先、自宅で元カレ用になっていたもの…すべてばっさりと処分するのがおすすめです。
家に元カレがよく来ていたという場合は、思い切って引っ越しをするのもありです。
とにかく、心機一転できるように、身の回りを一度整理してみてください。
捨てるという行為が心の未練を捨てる行為につながるので、やってみるとかなり吹っ切れます。
筆者も失恋したときはまず元カレに関するものを全部捨てていました。
筆者はそこまで元カレに関するものを持ったことがなかったので、もっぱら連絡先や写真を捨てるにとどめましたが…
消していくと少しの悲しさとともに、「これで吹っ切るんだ」という覚悟が生まれたのを覚えています。
スマホや携帯ごと変えるのも気分が一新できるのでおすすめです!
気持ちの整理をおそれずにきちんとやりきる
失恋を引きずる人って、気持ちの整理がうまくつけられていない人が多いようです。
失恋したときの気持ちをきちんと整理するのって、大変だし、しんどいし、面倒くさいですよね。
ですがなんとなくで済ますより、きちんと整理したほうが次の恋に行きやすいです。
おそれずに、気持ちの整理はきちんとやりきりましょう。
まずは失恋したことを認め、受け入れましょう。
自分は失恋し、元カレと元の関係には戻れないということを受け入れるようにしてください。
ひょっとしたら元に戻るかも…と期待して受け止められない人もいるかもしれませんが、復縁は難しいです。
フラれたほうが未練を持っている場合はほぼ不可能なので、それも悲しいですが受け止めましょう。
悲しい気持ちが出て泣きたくなったら思いっきり泣いてください。
感情の発露をするのも大事なステップです。
失恋を認めることで、「もうどうしようもないんだ」「諦めるしかない」という諦めの気持ちが出てきます。
没頭できるものを見つける
失恋を認めたら、気持ちを切り替えるためにも、没頭できるものを見つけるようにしてください。
趣味がある人は趣味でいいですし、仕事に没頭するのもありです。
仕事は人の役に立ったという感覚が得られやすいので、没頭するものとしてはおすすめです。
資格を取る、自分磨きをするなど、自分を具体的に高めてくれるものに没頭するのもいいでしょう。
変化がわかりやすいものだと、やりがいもあるので失恋を吹っ切りやすくなります。
失恋は引きずるよりも上手に切り替えを
この記事では、
・失恋を引きずる期間は差がある
・脳の仕組みや性格上、失恋を引きずるのはしょうがないこと
・失恋を引きずりやすい性格もある
・失恋を引きずらないためにはステップを踏んで切り替えることが大事
といったことについて紹介しました。
失恋を引きずるのはしょうがないことですが、できたら早く切り替えたいものですよね。
引きずりやすい性格の人は、今回紹介した方法などを利用して上手に切り替えてみてくださいね。
失恋をして辛い方。まだ失恋を引きずっている方は以下の記事もあわせてご覧ください。