失恋をしてしまうと、辛い気持ちや寂しい気持ちが上手く処理できずにおかしな行動をとることがあります。
「もう、どうにでもなれ!」という自暴自棄な行動です。
普段は冷静で思慮深い人でも、失恋することで理性が吹っ飛んでしまい、「大丈夫かな?」という行動をするのでしょう。
自暴自棄になっている間は気が付かないかもしれませんが、少し冷静になると冷や汗もののこともあるのです。
自暴自棄は自分を駄目にしてしまいます。
今回は、失恋後の自暴自棄行動とは?なりやすい人とならないための対処法は?についてご紹介していきましょう。
これはやっちゃ駄目!失恋後の自暴自棄な行動
自暴自棄な行動1:お酒に逃げる
失恋したときは、「どうにでもなれ!」という気持ちになってしまうことがあります。
こんなに好きなのにフラれてしまったやりきれなさや、寂しさ、腹立たしさなど、湧き上がる気持ちを抑えることができずにもがき苦しんだ結果、急に馬鹿らしくなるからでしょうね。
どうにもならない気持ちを紛らわせる身近な方法のひとつがお酒です。
お酒を飲むことは悪いことではありません。
ストレス解消になったり、みんなで楽しむことができる良い方法でもあります。
問題なのは、お酒の飲み方。
自暴自棄になっている人はお酒の飲み方が理性的ではありません。
酔いつぶれるまで飲んだり、毎日何時間もお酒を飲んで酔いつぶれたり、生活を乱すほどお酒におぼれることも。
そのため、酔って周りの人に絡んだり、元恋人の愚痴を言ったり、電話攻撃するなど、お酒の力を利用して自分の感情をぶちまけようとします。
お酒を飲みすることで仕事などにも影響を及ぼすことあり、普通の生活ができなくなるのです。
自暴自棄な行動2:好きでもない異性と付き合う
失恋から立ち直るためには次の恋に行くことは一理あります。
けれど、次のステップに進むためにはある程度心の傷が癒えることが前提。
自暴自棄な人はただ心の隙間を埋めるためだけに、好きでもない人と付き合ってしまうのです。
気持ちがない人と付き合うことは、相手人を自分の寂しさを紛らわせるために利用しているだけですよね。
相手に対しても、自分自身も傷つけていることに気が付いていません。
自暴自棄な行動3:引きこもる
失恋後は、何もしたくない無気力になることはよくあります。
「どこにも行きたくない、誰とも会いたくない…。」など、外に出ることが億劫になることも。
楽しそうな人を見るのが辛い、好きな人の関係者に会うのが嫌など、外に出ると失恋した人を思い出すため、どんどん殻に閉じこもろうとするのです。
そうしているうちに自暴自棄になり、人との関係などどうでもよくなり、引きこもりになることもあります。
ずっと部屋の中でネットや好きだった人のSNSを追いかけて、普通の生活から遠ざかる、なんてこともあるため、注意が必要です。
自暴自棄な行動4:失恋相手の悪口をふれ回る
どうして失恋したのかわからず、納得がいかないうちにフラれた相手に対して腹が立ってくることがあります。
「あれだけ色々尽くしたのにどうして?」「私(僕)何か悪いことしたか?」など、失恋理由を考えるうちにイライラがこみあげてくるのです。
どうせ、もうフラれた身だから何を言っても構わないよね!という自暴自棄になり、あれだけ好きだった人の悪口を色んな所で広げることも。
「あいつ実は……。」「すごい酷い性格なんだ!」など、悪口がどんどんエスカレートする人もいます。
悪口を言えば言うほど自分を貶めることになるとは、自暴自棄になっている人は一向に気がつきません。
自暴自棄な行動5:仕事を放棄する
失恋すると何に対してもやる気がなくなるのは仕方がありません。
好きな気持ちを否定されることで、自分の存在までも拒絶されたような気持になるからでしょうね。
そのため、やるべきことをきちんとこなすこともなんだかどうでもよくなるのかもしれません。
例えば、仕事です。
特に仕事熱心で、誰からも評価を得ていた人が、失恋で自暴自棄になると自分の培ってきた仕事での信用までもどうでもよいことのように思えたりします。
「もう、仕事なんて辞めよう。」
「何のために仕事なんて頑張っているのかわからなくなってしまった…。」
など、自暴自棄になると突然仕事への意欲もなくなりすべてを放棄しても良いと思うのです。
自暴自棄な行動6:失恋相手を執拗に追いまわす
失恋して自暴自棄になるときは理性を失っています。
そのため、やって良いことといけないことの区別すらつかなくなるのです。
例えば、好きだった人のことが忘れられず追いかけまわす、ストーカー行為。
「もう好きではない。」「あなたとは付き合えない。」などと、はっきり言われているのにも関わらず、受け入れられないのです。
周りが見えなくなり、相手が迷惑していることなど全く眼中にありません。
とにかく自分の気持ちをアピールするのに必死になるのです。
こんなタイプが失恋後に自暴自棄になりやすい!
自暴自棄になりやすいタイプ1:根がまじめ
失恋してもみんなが自暴自棄になるわけではありませんよね。
どちらかというと性格的に真面目な人が、自暴自棄になりやすいかもしれません。
根がまじめな人は恋愛も一生懸命で自分では完璧だと思っていたのに、フラれてしまったのですから、自分の何が駄目だったのか混乱してしまうのです。
失恋したことで、自分の今までの生き方までもが否定されたように思い、急に無気力になり自暴自棄な行動にでてしまうのでしょう。
自暴自棄になりやすいタイプ2:プライドが超高い
自分が一番でなくては嫌な超プライドが高い人も、失恋すると自暴自棄になりやすくなります。
否定されることが大嫌いな性格で、いつも自分が受け入れられていた環境で過ごしていたのに、好きな人フラれることで、今までの自分がシャットアウトされたんだと思うからです。
プライドが高い人はたかが失恋だとは思えないのでしょうね。
自暴自棄になりやすいタイプ3:思い込みが激しい
思い込みが激しい性格の人は失恋すると自暴自棄な行動に走りやすくなります。
相手からもうフラれているのに、いつまでも気持ちの整理がつかず色んなアプローチをするのです。
「自分がこれだけ好きなんだから相手も好きなはず。」「嫌われたわけではない、きっとなにか事情があるはず。」など、自分本位な考え方をするのです。
そのため、しつこく相手を追いかけたり、連絡を取ったりすることになります。
自暴自棄になりやすいタイプ4:恋愛経験がほとんどない
失恋で自暴自棄になるのは、恋愛経験の有無も関係してきます。
恋愛経験がない人が失恋するとショックに耐えられなくなり、予想もつかない行動に出ることがあります。
初めての恋愛にどっぷりのめり込んでいた人がフラれると、人生の最大のピンチとばかりに、落ち込み、やってはいけない行動に走ってしまったり、生活が正常に動かなくなることに。
このようなタイプは、自暴自棄になり大事な事態を引き起こすこともあるので注意が必要ですね。
自暴自棄になりやすいタイプ5:神経質
細かいことが気になる神経質な人は失恋すると、クヨクヨ考え込みすぎて自暴自棄になることがあります。
「もうダメだ。」「何がいけなかったんだろう。」「確かに相手も好きでいてくれたはずなのに……。」などと、失恋した理由ばかり考えてしまいます。
そして、答えが出ないと脱力感を感じることも。
また、相手の動向を探るべくSNSをチェックしたり、行きつけのお店で待ち伏せしたりなど、ストーカーさながらの行動に出る場合もあります。
失恋を引きずり前に進めないのもこのタイプの人ですね。
失恋後に自暴自棄にならないための対処法
自暴自棄にならないための対処法1:失恋理由を時系列に考える
失恋すると最初はだれもが自暴自棄になるかもしれません。
好きな気持ちが届かなかったのですから。
気持ちが大きかったり純粋だったりすればするほど、駄目だった時の反動は大きいものです。けれど、自暴自棄にならないために自分なりに努力することで抑えることは可能です。
例えば、失恋をきちんと受け止める意味で時系列で失恋を振り返ってみましょう。
「どうして相手の気持ちが冷めたのか。」「自分の気持ちを素直に伝えられるタイミングはなかったのか。」「相手のどのようなところが好きだったのか。」など好きな人との恋愛についてじっくり思い出してみることですね。
好きな人のことが冷静にみられる上に、本当の気持ちが見えてくるものです。
自暴自棄にならないための対処法2:自分の恋を大切に思う
失恋すると悲しい気持ちや腹立たしい気持ちが入り混じり自分の恋を後悔することがあります。
「どうしてあんな人を好きになったんだ。」「こんな恋愛時間の無駄だった……。」など、せっかくの良い思い出までをなかったことにしてしまうことに。
けれど、嫌なことばかりではなかったはずですよね。
好きになったことでドキドキしたり楽しかったりしたはずです。
自暴自棄になりそうになったとき、あの頃の良い思い出をもう一度思い出してみましょう。
心に温かくなって変な行動にブレーキがかかるはずです。
自暴自棄にならないための対処法3:失恋の悲しみを出し切る
失恋で自暴自棄になるのは、ちゃんと悲しみに向き合えてないことも原因のひとつです。
失恋は悲しいものです。
失恋があまりにも辛くて、理性も何もかもなくなることもあるのですから。
だからこそ、失恋したときは思いきり悲しみを表出してみることが大事なのです。
カッコつけたり、我慢したりするとうまく失恋を乗り越えられない場合があります。
我慢しすぎると、不完全燃焼になり突飛な行動に出る場合もあるからです。
しっかり悲しい気持ちを出して早く気持ちを切り替えて、すっきりさせるようにしましょう。
自暴自棄にならないための対処法4:自分の時間を充実させる
失恋で自暴自棄になるのは、自分一人の時間を持て余しているからです。
好きな人にばかり気持ちが向いているような人は、自分の時間が充実していないからでしょう。
いつも好きな人と一緒にいたい、同性の友達よりも好きな人と一緒にいる時間を優先させていて人は、失恋するとダメージがより大きくなります。
好きな人にずっと依存していた人は、失恋したことで自分の時間の使い方がわからなくなるからです。
そこで、一人の時間をどのように使うのか考えてみてはいかがでしょう。
例えば、好きな人と一緒に過ごしていた休みの日はスキルアップのために学校に行ったり、趣味のサークルに行くのも良しです。
新しい人との交流にもなるため、次の何かにつながる可能性も大かもしれませんよ。
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自暴自棄にならないための対処法5:幸せな未来を思う
失恋したことで自暴自棄になりそうなときは、マインドがすべてマイナスに動いているときです。
「何をやってもダメ。」「どうせ楽しいことなど何もないのだから。」などと、否定的な考え方になっています。
確かに失恋は悲しいことです。
けれど、失恋したことでたくさんのことを得たことを思い出してみてください。
人を好きになったことはとても素敵なことです。
心がふんわり温かくなったり、ちょっとしたことでドキドキしたり、誰かに思われることはこんなにも充実するのをちゃんと体が覚えているはず。
もう一度そんな気持ちになりたくはありませんか?
辛い恋は次の恋のステップだと思いましょう。
未来の素敵なことを思い浮かべてしっかり今を乗り越えることで、素敵な人になれるはずです。
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まとめ:失恋後の自暴自棄行動とは?なりやすい人とならないための対処法は?
失恋後は自身では気が付かないような精神状態の人も多いでしょう。
失恋したことで感情的になったり、落ち込みがきつくてマイナスな考え方しかできなかったりなど、正常な思考ではいられなくなっているはずですからね。
自身で自暴自棄になっているのか、行動パターンをみてみて対処法を考えていくことが大事です。
その時の感情に任せて引きこもったり、感情的になったり、異性関係やお酒で失敗して社会的な信用までなくしてしまわないようにしなければなりません。
まずは、自分の生活を立て直すこと、プライベートを充実させること、新たな恋に向かってプラス行動をすることなど、未来的に物事を考えるようにすると良いでしょう。