失恋は誰でもとても辛く悲しいものですよね。
失恋したとき思い切り泣いて自分の気持ちを吐き出せる人と、そうでない人がいます。
失恋して素直に泣ける人は、泣いた後はすっきりリセットでき、次に進むことができるのです。
けれど、泣きたくても泣けない人はこじらせたり、いつまでも失恋に苦しむことに。
失恋で泣けない人はどのような心理状態なのでしょう。
今回は、失恋で泣きたいのに泣けない人の心理や効果的に泣く方法についてご紹介したいと思います。
失恋で泣けない人の心理1:失恋で泣くなんてありえない
失恋したとき、本当はとても悲しいのに素直に泣けない人っていますよね。
何故なら「失恋ごときで泣くなんてありえない」「自分が失恋で泣くなんて考えられない」などと、思っているからです。
リーダー的な存在だったり、人から強い印象を持たれていたりしていることが多く、弱い面があることを自身でも気が付いていないのかもしれません。
また、今までフラれた経験がなく、恋愛で傷つくことなど思ってもみなかったため、戸惑っている場合もあります。
このタイプの人が失恋すると本当は他の人以上に傷つき、もがき苦しんでいるのに、認めたくない気持ちの方が強く失恋をこじらせ長引かせることになるのです。
失恋で泣けない人の心理2:簡単に泣いてはダメだと思っている
失恋で泣くことができない人は、育った環境も影響しています。
特に、男性の場合「男は男らしく」「メソメソする男は弱い男」などと、厳格に育てられたりすると、泣くこと自体がダメなことだと植えつけられているからです。
「失恋くらいでなくなんて未熟な証拠」「自分はなんて情けない人間なんだろう」などと、深く自分を責めてしまい泣きたい感情を封じ込めてしまうのでしょう。
悲しみの沸点が高く、泣きたいのに涙が出るまでに至らず不完全燃焼のようなもどかしい気持ちになってしまいます。
涙がこみ上げて来ても何かの間違いだとグッと堪えて、なかった事にしてしまうことも。
失恋で泣けない人の心理3:泣いたら失恋を認めてしまう
失恋を受け入れたくないあまり、泣きたいのに泣けないという人もいます。
「フラれたことは何かの間違い」「きっと何か事情があるはず」などと、失恋したこと認めずズルズルと引きずることに。
失恋を強く否定しているため、ハッキリと別れを告げられたのにもかかわらず、泣けないのです。
悲しい、辛いといって泣いてしまったらその時点で失恋したことが決定的になってしまうからでしょう。
相手の気持ちがないことがあきらかになっても、意地になっているため涙は出てこないのです。
失恋で泣けない人の心理4:辛すぎて現状が把握できていない
失恋があまりにもショックすぎて何が起こったのか意味が理解できず泣けないこともあります。
ショックなことが原因で失恋した場合、気持ちがついていかず、頭もフリーズ状態になるからでしょう。
例えば、親友と付き合っていた人が浮気をして失恋したり、信じていた好きな人に騙されていたりなど、ドラマのような出来事が降りかかってきたとき、他人ごとのように思えてしまい、泣くことを忘れてしまうのです。
「おかしいな悲しいはずなのに涙がでないぞ」「なんだか悲しいのに笑ってしまう」など、悲しいことを拒絶するあまり、感情がおかしくなっているのかもしれませんね。
失恋で泣けない人の心理5:泣き方がわからない
泣いたことがない人はいないでしょう。
けれど、泣くことを我慢しているうちに泣くタイミングがわからなくなる人はいます。
失恋で泣きたいのに泣けない人もこのタイプの人ではないでしょうか。
「子供のように泣くなんておかしい」「泣く人は精神が未熟だから」など、泣くことに否定的な考えの人は、失恋しても泣きません。
本当は泣きたいはずなのに、悲しいのか何なのか自分の感情がわからないのです。
そのため、失恋で傷ついた感情はいつまでも癒えることがなく、心が重くなったまんま苦しむこともあるのです。
失恋で泣けない人の心理6:泣いたことが人にばれたくない
見栄っ張りや、カッコつけている人は失恋で泣きたくても泣けません。
「失恋で泣くなんてモテないから」「自分は失恋なんかでは泣いたことがない」など、人にモテ自慢をしていた人に見られる傾向です。
失恋する人のことをさんざんバカにしていたのに、失恋してクヨクヨしたり、泣いたことが人にわかったら恥ずかしくて耐えられなくなります。
泣きたいほど辛くても、寂しくても、まるで何もなかったかのように強がり、平気なフリをするのです。
失恋で泣けない人の性格の特徴
失恋で泣けない人の性格の特徴1:自信過剰
失恋して泣きたいのになかなか泣けない人は、プライドがとても高いからです。
泣くということは自然なこと。
けれど、プライドが邪魔をして素直になれず泣けないのです。
「簡単に泣くことは感情のコントロールができないからだ」と思い、失恋で泣く人のことをバカにしているのかもしれません。
失恋で泣けない人の性格の特徴2:冷静
失恋して悲しくて泣きたいはずなのに泣けない人は、物事を冷静にとらえる性格だからです。失恋したのは自分のことなのに、客観的に見てしまい分析します。
「◯◯してしまったから嫌になったんだ」「もう終わってしまったことだから仕方がない」など、フラれた原因を見つけだすことも。
悲しいという気持ちを出すよりも先に、あれこれ分析するうちに納得してしまい、泣くタイミングを逃すのです。
失恋で泣けない人の性格の特徴3:強がり
失恋で泣きたいくせに泣けない人は強がりな性格が原因でしょう。
「泣くなんてみっともない」「失恋したことなんて忘れていたくらい」などと、気にも止めていないよう振る舞います。
良いカッコをしたい、人に弱みを見せたくないなど、強い自分を見せたいと思っているのです。
誰もなんとも思っていないのに、人の目を気にしてしまうからでしょうね。
失恋で泣けない人の性格の特徴4:考えすぎ
泣くということは自然な現象ですよね。
悲しかったら泣けば良いのですから。
けれど、失恋して悲しくて泣きたいのに泣けない人は、考えすぎて泣けません。
「いったん泣いてしまうと悲しみがどっと押し寄せてくるのではないか」「泣くとよけい辛くなってしまうかもしれない」など、素直に泣くことができないのでしょう。
泣けば失恋で辛いのを我慢していたことが、台無しになると思うのです。
考え過ぎる性格のせいで、立ち直りも遅くなるパターンですね。
失恋で泣きたくなる方法
失恋で泣きたくなる方法1:「可哀想だったね」と認めてあげる
失恋をして辛くて辛くてどうしようもないのに泣けないときは、自分を慰めてあげることです。
頑張り過ぎる性格の人、泣くことはダメだと思っている人、強がってしまう人など泣くことにぎゅっとブレーキをかけている人は緩めてあげなくては。
「頑張らなくて良いんだよ」「可哀想だったね」と慰めの言葉をかけてあげましょう。
辛かったこと悲しかったことを認めてあげると、不思議と気持ちがほぐれ悲しみが溢れてくるものです。
失恋で泣きたくなる方法2:思い出のものを見る
失恋で泣きたくなくても泣くことができるのは、やっぱり好きな相手との思い出のものを見ることでしょう。
例えば、2人の思い出の画像は一番グッとくるアイテムですよね。
「一緒にこんなとこに行ったんだよね」「あの時あんなことを言って怒ってたな」など、画像はリアルな思い出を呼び起こしてくれるのです。
見れば見るほど、楽しかった頃の思い出が心を揺さぶり、寂しさが込み上げてくるでしょう。
また、思い出のものを出してくるのもひとつです。
一緒に買ったものや、プレゼントなども同じですね。
好きな人に会いたくなって知らないうちに涙が出てくること間違いなしです。
失恋で泣きたくなる方法3:恋愛の映画やドラマを観る
失恋で泣けないときは胸を心に響く映画やドラマに浸るのも方法です。
自身の恋愛と重ねて合わせ、共感することは失恋で泣きたいのに泣けないときにピッタリ。
特に、悲恋ものやヤキモキするようなストーリーや、シチュエーションに似てる部分があると、より一層感情が入ります。
自分のことのように心を痛め泣くことができるのではないでしょうか。
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失恋で泣きたくなる方法4:失恋がテーマの音楽を聴く
音楽は人の心を振るわせることができます。
失恋ソングは、失恋で泣きたいときに泣くことができない人でも意外に簡単に泣くことができるのです。
失恋がテーマの音楽は、弱っている気持ちにスッと入り込む音や、フレーズがあちらこちらに入っています。
そのため、聞くだけでまるで自分のための音楽のように思うことも。
共鳴し、素直に涙がでるのは失恋ソングだからでしょう。
失恋で泣きたくなる方法5:思い出の場所に行って浸る
好きな人との思い出を辿ることは、失恋したことを実感するものです。
楽しかった頃の思い出の場所であるほど寂しさが込み上げ、失恋して泣きたいのに泣けない人でも泣くことができます。
思い出の場所には、あの頃の2人が残像のようにそこにいるからです。
街中のカフェや、一緒に歩いた道、コンビニなど日常的な場所でも好きな人との大切な思い出。
戻ることができないと思えば思うほど、切なくなり涙することに。
失恋で泣きたくなる方法6:良い景色を見る
美しい景色や癒される空間に行くことは、失恋で泣けない人にとっては効果的です。
失恋すると気が弱り感受性が高くなるため、ちょっとしたことでも感じることができるからでしょう。
例えば、普段なら気にも留めなかった空の色や、自然の香りなどに心が揺さぶられてしまうのです。
綺麗な景色を眺めていると、失恋で辛い自分に酔いしれ涙がツーっと流れることも。
「自分がなんて可哀想なんだ」「もう誰も好きにはならないし恋などするもんか」と、可哀想な自分に浸かることができ、景色を見ながら主人公をきどるのです。
失恋で泣きたくなる方法7:友達に聞いてもらう
失恋で泣けない人が泣くためには、友達の協力も大事です。
ひとりで思いに伏せることも涙を誘いますが、誰かに聞いてもらうことで感情が昂ぶり、さらに悲しくて泣くことができるからです。
「良く頑張ったよ」「きっと次はいい人が見つかるにきまっているよ」など、自分に共感してくれ、頑張った事を認めてもらうと、張りつめていた気持ちが一気に緩みます。
「頑張ったんだ私」「あんなに好きだったのに」など、我慢していた色んなことが涙と一緒に流れだすのです。
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