19歳の夏、初めて彼氏ができました。同じ大学に通う男性で、友人の紹介でした。初めは、服装や、長めの髪などからなんだか胡散臭そうな人だなぁ。と思ったのですが、話しているうちに、意外とまじめなこと、とても努力家であり、物知りなことが気に入って、すごく好きになりました。しばらくして、二人は付き合うようになるのですが、私が先に就職し、彼は大学に残りました。やはり、社会人経験が先になると、どうしても現実的な話に目が行って、私は結婚について考えるようになりました。しかし、彼は、まだ就職さえもしておらず、おまけにやりたいことや夢が大きすぎて、正直なところ、私のことを考える暇はなさそうでした。一番腹がったのは、私に何も夢がなく、ただ毎日仕事に行って希望も何もなく過ごしているように見えたのか、俺がいなくてももっとしっかりしないと、という風なことを言われたのです。就職もまだしていなくて夢に向かっている自分のほうが、まるで偉いかのように言うのです。私は、結婚が見えない付き合いは不毛だと思っていたので、だんだんと別れを考えるようになりました。会って別れ話をすると、うやむやにされそうな気がしたので、二年くらい迷いに迷って、手紙に書いて、その後電話で別れを告げました。結果的にはこちらから振ったのですが、私も彼の事はまだ好きだったし、断腸の思いで別れを告げたので、失恋と同じだと言えます。
失恋からの立ち直り
もうしばらく、彼氏はいらないと思っていたので、以前から通っていた、ゲイの方が良く通うクラブに行くようになりました。そこで、ゲイの子たちと遊んでいると、男だの女だの、恋愛だの考えなくて済むので、気が楽になりました。読書をしながら何がいけなかったのか、私の何が足りなかったのか、あの恋愛は何だったのか色々と考えたり整理したりするうちに、自然と気持ちが楽になりました。健康食品のセミナーにも通ってみました。元彼とは4年ほど付き合っていたので、立ち直るまで二年ほどかかったと思います。その後、友人を通じて元彼と会う機会があり、彼の方からよりを戻したそうにしてましたが、あの時もっと私を大事にしなかったからだ！と思い、もう連絡することはありませんでした。
