私は24歳の頃に失恋しました。当時、私には大学時代の頃から付き合っている人がいましたが、卒業後に私は就職。彼は大学院に進学することになりました。私は大学院で勉学に励む彼をすごく応援し、私も仕事を頑張ろうと意気込んでいました。けれども大学に残った彼と社会に出た私の間には次第に溝が生じてしまったようでした。勿論、卒業がきっかけで破局するケースは多いと分かっていましたから、今までと変わらぬ接し方を心がけていました。しかし、きっと彼は差を感じていたのだと思います。徐々に関係性が薄れ、このままフェードアウトしそうになった頃、彼から「俺たちは見ている方向がずれ始めたね」と言われ静かに幕が降りました。もっと付き合い続けたくて仕方ありませんでしたが、大学院での勉強に支障を出してはいけないと思い、物分かりがいい風を装ってそっと彼のもとを去りました。
失恋からの立ち直り
彼が大好きだった分、その失恋を乗り越えるまでには一年以上かかりました。仕事中や友人と会っている時は彼のことを思い出したりしませんでしたが、家で一人ぼーっとしているとどうしても彼が気になってしまうのです。携帯が鳴る度に彼からの連絡じゃないかと期待し落胆してしまう。そんな日々が一年以上続きました。何かに打ち込んで過去のことを考えないようにしようと試みましたが、しばらくの間はダラダラと考え続けてしまい、忘れられない自分が嫌になり、ストレスを感じました。そのような状態でしたから、もういっそのこと忘れるまで時間が経つのを待つことにしました。