高校三年生の時に初めて彼女ができました。それまで日々ずっと音楽活動に打ち込んでいた為、なかなか彼女ができる状況ではなかったので、大変嬉しく舞い上がっていた記憶があります。彼女は陸上部に入っていて、僕は遅くまで課外授業でしたので帰る時間が被っていました。なので4、5回ほど一緒に帰ったり、公園でおしゃべりをしたり…かなり淡い青春的な恋をした記憶があります。しかし、1カ月が経とうとしていた頃、急に彼女の方から「元カレのことが忘れられなくて、あなたのことも好きだけどどうづればいいかわからない。」とカミングアウト。そう言われたものの僕にはやっとの思いでできたはじめての彼女。必死に引き止めましたが、思いは実らず。
失恋からの立ち直り
そこから私の価値観が変わりました。18歳という若さでこの先たくさんの人に出会う。人生の中で今という一瞬の儚い感情、たった1人の為になぜくよくよしているのか?ものすごく馬鹿らしくなりそれならば音楽の趣味を本気でやって余計な感情が出てこないようにしよう!と必死に打ち込みました。すると数ヶ月後にはあれだけ悲しんでいた出来事もすっかり記憶や感情の中から消えていました。「失恋を嘆く」これほど人生にとって馬鹿げた時間の無駄なことはないのだと実感しました。